映像による成果公開

映像でみる南アジアの教育―教育熱の高まりと社会変化(全4本)

<概要>

南アジアの若年労働者は、2040年には世界最大になると予測されている。世界の未来を担う南アジアの子どもや若者たちは、教育に何を期待し、教育はそうした期待にどのように応えているのであろうか。そこにはいかなる変化や課題がみられるのであろうか。本サイトでは、人間文化研究機構南アジア地域研究推進事業東京大学拠点(TINDAS)「教育と社会班」のメンバーである研究者が、変化する南アジア社会の子どもや若者を取り巻く状況を、「教育」の視角から、現地での知見を交えて映像(全4本)で紹介する。映像に映し出される南アジアの生活風景の様子からは、南アジアの子どもや若者を取り巻く環境の具体的なイメージが掴み取れる。映像はいずれも10分前後と短くまとめており、各トピックのポイントを簡潔に紹介している。これらの映像が、様々な学びの場面で活用され、南アジアのみならず日本を含む様々な社会の教育のあり方や、そこに見出される世界的な共通課題を考えるきっかけになれば幸いである(映像の利用方法については、下記「映像に関する利用規定」を参照)。
より詳しく南アジアの教育について知りたい方は、映像と合わせて、押川文子監修、小原優貴・茶谷智之・安念真衣子・野沢恵美子編著『教育からみる南アジア社会―交錯する機会と苦悩』玉川大学出版部(2022年3月)(リンク:http://www.tamagawa-up.jp/book/b601451.html)も参考にしていただきたい。

2022年3月公開
制作協力者:渡邉美咲(制作時:東京大学教養学部4年、現職:映像ディレクター)

No.1 「インド農村部の学校教育―この20年間でどのように変化したのか?」(15分32秒) 押川文子(京都大学名誉教授) 野沢恵美子(中央大学)

No. 2 「無国籍の子どもの教育〜カラーチーのロヒンギャの子どもたち〜」(8分34分) 小野道子(東京大学大学院総合文化研究科学術研究員)

No. 3 「インドで拡大する低学費の私立学校ー公教育を支える『影の制度』」(9分58秒) 小原優貴(お茶の水女子大学/日本学術振興会)

No. 4 「インドの都市スラムの若者。教育を受けた先にあるものは?」(6分33秒) 茶谷智之(兵庫教育大学)

<映像に関する利用規定>

・本映像の著作権・責任は、著作者個人に帰属します
・学校やその他の教育機関(営利を目的としないもの)における映像の利用については、下記の条件を満たす場合に、許諾なしに利用いただくことが可能です
―教育目的の利用である(販売等、商業的に利用しない)
―編集・加工しない
―内部資料として使用し、外部への配布はしない(オンラインでの受講者への配布は可能)
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・上記以外の利用については、著作物ごとに利用許諾を得ていただくようにお願い致します
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